秋祭りで、冷たくておいしい牛乳を
飲みました。
どうして、秋祭りに牛乳?と思うなかれ、お祭りの沿道で緑の半纏を来た高校生を発見したところから始まるこの、牛乳工場見学のお話 最後までお付き合いください。
七戸町には大正15年(1926年)に開校した学校
青森県立七戸高校があります。
開校当初は女学校として認可され2年間の修了過程であったそうです。その後も学校改正に伴い何度となくスタイルを変えながらも、昭和24年(1948年)今の青森県立七戸高校となったそうです。 こちらの学校では、昭和37年ごろには酪農科が設けられ 学校と少し離れたところに牧場を所有し牛を飼育していたこともあるそうです。そうなんです、その時に酪農の一貫として搾乳作業があり、そのミルクを処理加工パッキングしたのが今回の「七高牛乳」なんです。
とは言っても、今では酪農科もなく 牛も飼育されていません。社会情勢の変化にウィットに対応した結果でしょう。しかし 失われずして地域の協力手により 牛乳製造だけは、今でも変らずに残されていました。牛が居ないのに生乳はどこから?の疑問をぶつけたところ、「七戸町周辺の個人酪農家さんのところから搾乳されたMIX生乳をここで殺菌して加工しているんだよ」とのお話。
そうして 今日もおじさんとおばさんは、笑顔で「七高牛乳」を作っています。
その搾りたてのフレッシュパック牛乳は、町内の保育園や病院 老人ホーム等からの注文を受けて製造、納品されているそうです。以前は、学校の売店でも販売していたそうですが、「今の子供たちは牛乳のまないんだよね~」何とも情けない世の中です。地産自消のサイクルのスタート地点の生徒が飲まないなんて・・・胸を痛める私に、おじさんから心温まるお話が、「卒業生が懐かしがって、学校に電話して来て牛乳宅配して欲しいとお願いしてくることが時々あるんだよ」 関東方面で働く七高出身者の思い出にちゃんと刻まれていたんですね。
お祭りで高校生から買った 200ml 60円の小さな紙パックの牛乳には、七戸高校の思い出と歴史が詰まって居ました。きーんと冷えた牛乳と細~いストローがたまらなくマッチングしていてコップで飲む牛乳より一層おいしく感じました。
おじさん達は、今は火曜と木曜の週2回の稼働日数で牛乳を製造処理しているそうですが、「作り手としては、この牛乳がもっと皆さんに知ってもらって 飲んでもらえたらうれしいのにな~。今は宅配サービスがあるから 電話1本もらったら何処へでも配送出来るからね。沢山注文あったら嬉しいよ」と笑顔で語ってくださいました。
商品名 :七高牛乳
価格 :60円
内容量 :200ml
※宅配は、送料及び代金着払いにてお受けしています。
青森県立七戸高等学校
〒039-2516
青森県上北郡七戸町字舘野47-31
TEL 0176-62-4111 FAX 0176-62-4112
HP http://www.kamikita.asn.ed.jp/~shichinohe/main.html
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