~旧苫米地家住宅~
古き良きもの。
それは青森県の誇れる後世に残していきたい貴重な遺産であると思います。
メイプルタウンろくのへに隣接するその場所に移設された旧苫米地家住宅があります。
こちらは基本的に中に入って観覧自由となっていて、昔の生活環境や暮らしが感じられる建屋となっております。
この建物は平成17年3月にこの地へ移築され、六戸町文化財指定第五号とされていて、
建屋の碑には六戸町において、奥入瀬川流域に現存する家屋のうちでは最古と思われるのが、柳町の苫米地地勲氏の住宅である。苫米地家の由緒やこの家屋の建築年代を示す史料などは一切残されていないが、上北地方の民家の建築手法の進展状況から比較してみるとおそらく江戸時代後半には建てられたものと推測される。
旧苫米地家住宅には、「しきだい(式台)」と呼ばれる施設がもうけられており、当時は武士階級の住宅に限られた出入口(建物正面左側)であったとされ、身分や家の格式を表現する施設であったとみられる。
とあります。
実際中に入ってみると、
眼前に広がる生活空間を体験できます。
中には昔を感じられる様々な生活用品が展示されています。
ここには実際に入ってみて、その生活や行かなくては感じられることのない“匂い”を感じることができました。
実際に当時どのような生活をしていたかを示している資料やその他資料も豊富で、
現在では機械化が進み動力脱穀機やコンバインなどで行われるようになりましたが、脱穀[(ダッコク)(コメ収穫の際に行われる刈り取った稲穂から籾(モミ)を取る作業)]の風景を紹介しています。更に建屋の屋根の部分の燻蒸の様子等も紹介されています。
団体での利用も教育活動を目的として使用でき、文化財を使用できる機会というのはないのでぜひお薦めの場所です。
ご紹介しきれないくらい多くの文化財が展示されている旧苫米地家住宅、皆様もぜひ古き良き遺産に触れてみてはいかがでしょうか?
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