~田んぼに咲く一輪の情熱の花~
道の駅ピックアップ特集。
今回はとわだ道の駅に隣接している匠工房さんに工房を構え、道の駅とわだ 「とわだぴあ」 に出荷されている「田んぼのパン」の製作者、「古舘 留美子(フルダテ ルミコ)」さんをご紹介します。「田んぼのパン」、「田んぼのケーキ」など独自で開発・研究した商品が非常に人気を得ている、県内外でも取り上げられている方にお話を伺う機会を頂きました。
~きっかけ~
平成15年から米粉で作ったパンとケーキを販売しています(道の駅「とわだぴあ」内)。それまでも、米農家のかたわら、豆しとぎや団子といったものを製造していましたが、安全で安心できる自分自身が作る農作物から安心で安全な加工品を届けたいとの想いが、米粉パンを製造するきっかけとなりました。
道の駅「とわだぴあ」でパンを販売するようになってから、色々な人のつながりができた。秋田の粉屋さんに現在は米粉の粉砕作業を依頼しているが、ケーキは古館さんのお米をその粉屋さんに挽いて貰った微細粉のみを使用して、安心安全に心がけている。安心を届けたいという思いがそうさせているという。
~試行錯誤の日々~
当初は、レシピといったものが皆無の状況でした。
米粉の原料であるお米は、もち米とうるち米のどちらがベストなのか?また、粉の粒の大きさはどれぐらいがベストなのか?混ぜる分量はどれぐらいなのか?などなど、全てが不明であったため、試行錯誤の繰り返しでした。
そんな試行錯誤の日々の中、米の検査員であった義父がいつも教えてくれていた「お米の知識」がとても役に立ちました。
また、日課である子供への手作りのおやつ作りも、経験という大きな意味をもたらしてくれました。子供は一番の理解者でありきつい事もよくよく言われています(笑)。
~安心安全であるものを提供したい~
パンだけでなくケーキも作っていますが、私は、パティシエではありません。子供へのおやつ作りの延長線上であります。誰もが、自分の子供へは美味しくて安心なものを食べさせたいと考えますよね?
安心安全である材料を用い、美味しいものを食べさせたい。その想いが商品づくりにつながっています。
こちらは田んぼのパン三種類。もちろん米粉が使われている。
ご自宅で米粉を使ったケーキやお菓子作りにも使えるようにと、田んぼの粉としても販売されています。
古舘さんが商品づくりをしていて嬉しかったことがあるそうです。それは、小麦アレルギーのためにパンやケーキを食べることが出来ないお客様が、食べられる喜びを嬉しそうに語ってくれたことなのだそうです。
非常に柔らかい田んぼのケーキ。このしっとり感と柔らかさを出すのに非常に苦労したとのこと。味は甘さ控えめで口当たりは本当になめらか。何個でもいけてしまいます。
県内外問わず人気を博している愛情たっぷりの田んぼのパンとケーキ。それだけのために行く価値のある一品だと感じました。ぜひ一度伺ってみてはいかがでしょうか??非常に人気が高く、一日の生産量も多くないのですが、工場がすぐ近くのためできたてを味わうことができる事もよくありますよ。
元気!活気!おどろき!!!
「とわだぴあ」エリア
住所:十和田市伝法寺字平窪37-2
営業時間:冬期間(11月~2月)午前7時~午後8時
(これからの時期は年末年始と月曜日が定休日になっています)
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