2011年1月5日にオープンをひかえた、青森市文化観光交流施設 ねぶたの家「ワ・ラッセ」に行ってきました。
オープン前にもかかわらず、取材という事で特別に中を見学させていただきました。
ワ・ラッセとは
ワ・ラッセは青森市の市民ホールとねぶたの展示が一緒になった施設です。
「市の施設であるからには、市民のための施設でなければならない。」
という考えから、セミナーや講習会が出来る学習室もあり、学習室はねぶた囃子の練習もできるスタジオのようなスペースとなっています。
お土産物を売っているコーナーや休憩と食事が出来るスペースはゆったりとして眺めも良く、くつろげる空間となっています。
毎年入れ替わる5台の大型ねぶた
実際に夏の「ねぶた祭り」で使用されたねぶたの中から、その年の制作に優れた大型ねぶたが5台も展示されています。
こちらは有料展示ゾーンですが、レストランスペースからちょっとだけ中が見えるような造りになっています。
人物と比べると大きさがよくわかります。
館内案内
◆情報コーナー
ねぶたに関する様々な情報を集めたコーナー。歴史も知ることが出来ます。
◆2Fロビー
青森港や八甲田丸が望める見晴らしのいいロビー。
◆レストラン・ショップ
青森の食材を使ったメニューがたくさんあります。
ショップにはねぶたグッズや青森の工芸品、特産品があります。
◆ねぶたミュージアム(有料)
祭りの歴史や人の姿を映像やパネルなどで紹介。
◆ねぶたホール(有料)
制作にすぐれた大型ねぶた5台が展示されています。
◆イベントホール
大会やコンサートなどが出来る貸室。
◆多目的室
個展や会議などが出来る貸室。眺めがよく、会食も出来るのでパーティーにも。
◆交流学習室
会議・大会・講習会などが出来る貸室。
3つある学習室はつなげて使うことも可能です。
ねぶた囃子の練習や講習会などもできます。
展示へのこだわり
ねぶたの内部には明かりが灯され、“いつでも出陣出来る状態”で展示されています。
展示のために作ったねぶたではなく、その年のねぶた祭りで活躍した「本物」に触れることが出来るのが魅力です。
ねぶたの骨組みなど、中の構造がわかるような展示物も。
触ることが出来る「タッチねぶた」も展示されています。
地域に愛される施設に
市内の小中学校の生徒は、有料ゾーンの料金が無料になります。
地元の子供たちが、夏のお祭り期間だけでなく普段から地域の伝統芸能に触れることで、地域に対する愛も深まる、そういった学習の面でも地域に貢献する施設です。
ねぶたの家「ワ・ラッセ」を、地域住民に愛される施設に。
市民の方に利用してもらい、ねぶた展示とともに地域の取り組みを見てもらう事で、青森に訪れる観光客の方にとっても、いままでにない魅力を感じてもらえるのではないでしょうか。
「楽しむ」「学び」「体験する」「交流する」「くつろぐ」
いろいろな顔を持っている ねぶたの家「ワ・ラッセ」 は、何度でも足を運んでいただきたいという工夫が凝らされている施設です。
2011年1月5日のオープンが待ち遠しいです。
施設案内
写真右側の赤い建物が「ワ・ラッセ」です。
青森市文化観光交流施設 ねぶたの家「ワ・ラッセ」
住所/青森市安方1丁目1-1
電話/017-752-1311 ファックス/017-752-1312
ホームページ/http://www.nebuta.or.jp/warasse/
◆お得な年会員「ワ・ラッセ友の会」
年間を通して何度も足を運びたい市民の方におすすめです
<会員特典>
・ねぶたミュージアム1年間入場無料
・ねぶた祭りオフィシャルパンフレット1部
・ねぶた祭りカレンダー1部
・同伴者は団体割引料金適用
<年会費>
2,000円
◆営業時間
ねぶたミュージアム・ねぶたホール
[9月~4月] 9:00~18:00
[5月~8月] 9:00~19:00
(ショップやレストラン、貸室などについてはホームページをご覧ください)
◆入場料金
ねぶたミュージアム・ねぶたホール
[大人]600円(団体540円)
[高校生]450円(団体400円)
[小・中学生]250円(団体220円)
※市内の小中学生は無料
※施設内の展示などの一部有料スペース以外は無料
◆有料駐車場
施設隣、1時間210円~
普通車120台/身障者用3台/バス5台
駐車料金についてはホームページをご覧ください
◆アクセス
JR青森駅から徒歩1分/青森空港から車で40分/青森中央ICより20分
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