～県内最南端の道の駅～

県内外とわず注目を集めている道の駅。その青森独自の特色を全国に伝えていきます。今年、最初となる道の駅は第七回目、青森県の有名な加工品「いちご煮」の里、道の駅はしかみ「階上ふるさとにぎわい広場」です。

八戸に近い階上では水産資源が非常に豊富で海産物の宝庫と言ってもよい新鮮な魚が並びますが、こちらでは何と言っても、まず冒頭入り口からも案内のある、青森の海産物加工品の大御所「いちご煮」が非常に有名です。

青森では有名になったせんべい汁。こちらとともに２００７年１２月１８日に開催された農林水産省による「農山漁村の郷土料理百選」で、県を代表する郷土料理として選出もされている料理です。薄切りにしたウニと鮑を出汁で煮立て、塩と少量の醤油だけで味付けをした、素材の味を最大限に活かした非常に素材を活かした贅沢な料理です。某テレビ番組でも紹介されたことがあるのでご存知の方は非常に多いかと思いますが、のんべぇさんの記事「三八上北最南の道の駅」でもご紹介していたように、いちご煮の里が「はしかみ」であるということは知らない方が多いかと思います。

そして、先ほどもお話したせんべい汁。認知度は言うまでもありませんが、これだけのせんべい汁の南部せんべいが並んでいる道の駅は存在しません。バリエーションに富んだせんべい汁を味わうことができる非常に魅力のある道の駅です。

こちら「はしかみ」では今、「階上早生（はしかみわせ）」を色々な方々に食べていただこう、と頑張っている道の駅なのです。

～階上早生とは～

階上在来系統から選抜された品種で、試験栽培の後大正7年に「階上早生」と命名したものになります。青森県の奨励品種としても選ばれており、風味が素晴らしいそばです。

もちろん販売もされています。そしてこちらの階上そばは、道の駅内にある工房で打たれているので非常に新鮮でそば本来の風味を十分に味わえます。

こちらでは蕎麦打ち体験教室などもできるのですが、少し前に外人のお客様が体験に来られたらしく非常に喜んで帰られたとの事でした。私も階上早生は実際に食したことがなかったので、そのそばの香りは初めての体験でしたがお時間のある方はぜひ体験してみてはいかがでしょうか？

また、こちらの工房の隣には実演販売コーナーが隣接されていて、週で日替わりで実演販売が行われています。JAグループさん、ハーバルキッチンさん、たんぽぽグループさん、漁協女性部さんなどが日替わりで行っていて、よもぎ餅やハーブパンなどを実演して販売していて、こちらもお勧めです。

もちろん地元の農産物も豊富。さらに階上は八戸に近い事もあって非常に海産物が豊富に販売されています。海産物加工品も非常に多くあり、その量の多さに驚かされました。

「道の駅はしかみ」では毎年年末に餅つきを開催しており、私もそちらに参加してきたのですがその模様は別の記事でご紹介したいと思います。

地のものを用いた高級感のある「いちご煮」、他海産物も非常に豊富で来るたびに新鮮な食材に出会える道の駅「はしかみ」。お隣には海産物を使った美味しい食堂もありますので、ぜひお立ち寄りいただいて青森の海の幸に舌鼓を打っていただければと思います。

～道の駅はしかみ「階上ふるさとにぎわい広場」～

住所：青森県三戸郡階上町大字道仏字耳ヶ吠3−3

営業時間：9：00〜19：00（1月〜3月までは9：00〜18：00）（休館日：12/31〜1/1）

TEL：0178−88−1800

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～取材班のつぶやき～

海藻ラーメンというのが階上町にあるのですが、昆布が海藻3に麺７の比率でふんだんに練りこまれてるラーメンで、薄い緑色の麺を茹で上げると磯の香りがほのかに漂います。スープはあっさり、健康食志向の方には特におすすめの一品がありますよ。また、階上特産のいちご煮を使ったいちご煮ラーメンもお勧めですよ。