青森の手仕事@津軽
津軽地方に伝わる手仕事「津軽こぎん刺し」をご紹介します。
こちらは、私がはじめてこぎん刺しをしたコースターです。(はずかしいっ(>_<))
アスパムで体験ができるというので、行ってきました。
アスパムでは、コースターやランチョンマットなど、体験ができます。
キットの中身は、布、糸、針の一式が入っていて、はじめてさんでも大丈夫☆
先生が親切丁寧に教えてくださり、一緒にちくちく素敵な時間が過ごせます。
⇒アスパム「あおもり体験ホール」
はじめてだったので、手元もおぼつかず、ぎこちなく刺していましたが、先生の刺し目はとてもキレイで、さすが熟練の技で見事なお仕事をされていて、惚れ惚れ見とれてしまいました。
横に刺していくだけなので、すぐできるかなぁと安易に考えていましたが、技の奥深さが身に染みました。
先生に伺うと、旅行でいらした方が興味があって体験されたり、青森市に転勤でいらした方が、せっかく青森にきたから習いたいといらしたり、西日本など遠くからお教室に通われたりもあるそうです。
やはり発祥の地で習うと、その気候や風土も感じられるだろうし、なにより青森に住んでいる私には、とても身近に感じるものとなりました。
こちらには、色々な作品の展示や販売のコーナーもあります。ストラップやコースターなど手軽なものから、本格的なバックなどなど見応えたっぷりです。お土産にもぴったりです。
津軽人ならやはり一度は。。。
津軽地方の方は、こぎん刺しってできるの?
と「お家でりんご作っているんでしょ?」感覚があるのですが、
実際、津軽の女性なら一度は刺したことがあるそう。
それは、高校の家庭科でこぎん刺しをやるそうです。
ティッシュケースを作った、バックを作った、と伺ったことがあります。
地元の文化を学生時代に学習できるのはとてもいいですね。
弘前市出身の友人は、郷土の文化としてこぎん刺しの名刺入れを使っています。身近にこうした誇れる文化があることは、とてもすばらしいですね。愛着も深くなります。
津軽こぎん刺しとは。
津軽地方に伝わる伝統的な刺し子です。
時代は江戸時代。北国である青森では、綿の栽培が困難なため、一般に使用される衣服の多くは麻でした。また、農民は、倹約令により木綿の着用を許されませんでした。
糸で布目を刺すことで、農作業での擦り切れを防いだり、また、雪国の冬の寒さを防ぐ保温効果の役割を担っていました。
こうして津軽こぎん刺しは、農家の女性たちが生活から身を守るために作り出した知恵と工夫から生まれました。
約300種類の文様が生まれ、美しさが洗練されていきました。
昭和になり、物が豊富な時代には、手間のかかるこぎん刺しの着物はあまりみられなくなりましたが、現在は津軽の芸術として伝えられています。
生活に密着した文化
こぎんの模様には、豆っこ、猫の足、てこな(蝶々)、べこの足などと、生活に密着した名前がついており、津軽の農村での生活が見えてくるような気がします。すっと心に入っているのは、普段の生活から生まれたものだから親しみを覚えるのでしょうか?こぎん刺しのデザインは、これらの模様を組み合わせて無数に生まれます。
素朴な美しさがあるこぎん刺し。
一度手にしてみると、ほんわか温かいぬくもりを感じます。
手間がかかりますが、それだけに愛らしくやさしさがあります。
ぜひ一度刺してみてはいかがでしょうか?
青森の魅力ハンターがお届けする、こぎん刺し体験動画。ぜひご覧ください!
こぎん刺し体験、やってみたいなという方はぜひアスパムへ!→「こぎん刺し体験」
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