みなさんご存知と思いますが、青森県はにんにくの産地として日本一です。
しかも、国産にんにくの約80%が青森県産と、ダントツのシェアを誇っています。
しかも、産地日本一だけではなく、形も味もダントツに優れています!!
青森県では、大玉で真っ白なとても立派なにんにくが栽培され、
味は、コク・甘味、共にとても優れており、糖度は33~40度と非常に高いのが特徴です。
にんにくといったら、青森県産!!というのも納得ですね!!
なぜ、青森県産のにんにくがそんなに優れているのか、、、
そのヒミツはズバリ!『 種 』
『白玉王(シラタマオウ)』という優れた種があります!!
青森県で生産されるほとんどのにんにくは、この『白玉王』で栽培されています。
(ちなみに三沢産にんにくの種も大部分は白玉王です。)
今回、『白玉王』を育種した一人、にんにく栽培コンサルタントである芹沢さんにお話しを伺うことが出来ました。
芹沢さんは、住友化学株式会社でにんにく優良種苗の生産・販売に従事し、現在は退職され、にんにく栽培の知識と経験を生かして、にんにく生産コンサルタントとして活躍されています。
『白玉王』は、住友化学株式会社で育種された新品種で、平成19年に品種登録されました。
より高品質なニンニク生産に向け、「福地ホワイト」選抜系からさらに選抜して育成され、味がよく、病気に強い、という特徴を持った優良種子です。最新のバイオテクノロジー技術によってこの白玉王は誕生しました。
そして、この種を生産・販売している住友化学の関係会社が、三沢市にあります!!
つまり、にんにくの種生産日本一の会社です。
青森県のにんにくは、三沢発!!というのにも、驚きました☆
伺った日は、にんにくを出荷するためにキレイにする作業をされていました。
にんにくは、6月下旬から7月上旬にかけて収穫すると、一旦低温貯蔵庫に保存され、出荷前ににんにくをキレイにする作業をして出荷されます。
この機械で「根」を削ります。
こんな感じで根が削られます。
にんにくの外皮は、エアーで飛ばし、キレイな真っ白のにんにくに仕上がります。
こんなに黒いのが、こーんなに真っ白に。
どうやってこんなに白くしているのか、謎でしたが、エアーだったんですね!!
こちらがにんにく畑。10月7日に植え付けしたそうです。植え付けは手作業となります。
にんにくの植え付けは、10月初旬~中旬に植え付けし、冬超えします。
ちょうどこの時期は葉が3~4枚出ているのがちょうどよいそうで、このまま冬を迎え、春にはまた葉が成長し、初夏に収穫となります。
収穫乾燥されたにんにくが8月から出回るので、その時に購入して10月に植え付けると、自分でもにんにく栽培ができるそうなので、気軽にやってみたい方はその時がチャンスです。
そして、食べるのは“丸ごと”がおすすめ!!
にんにくを油であげたり、オーブントースターで焼いたり、塩やしょうゆをちょこっとつけてぱくっといただくのが美味。にんにく本来の味が楽しめます。
ぜひ青森の美味しいにんにくをたくさん食べて、元気もりもり☆になっちゃいましょう!!
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