所狭しと並ぶ陶器。どれも味わい深く、温かいぬくもりがつたわってきます。
今回は、こちらを陶器を製作した「三沢陶韻クラブ」さんをご紹介します。
12月4・5日に三沢市ビードルプラザにて、三沢陶韻クラブさんのチャリティバザーが行われました。毎回とても好評で、開催を楽しみにしていらっしゃる方も大勢いらっしゃる人気のバザーです。
素敵な作品がずらり!
プロの作品ではありませんが、手作りのぬくもりがある陶器をこの金額で購入できるのは、陶器が好きな方にはとてもうれしい機会です。
このチャリティバザーは、2、3年に一度開催され、クラブのみなさんが日々製作された陶器を安価にて販売します。そして売上は、一部材料費等を除いて、三沢市社会福祉協議会へ寄付されます。
今回のチャリティバザーでは、2日間で246点を売り上げ、寄付金額は、なんと!104,816円となりました。素敵な陶器を安価で手に入れられ、さらに市の福祉に役立てられるなんて、購入する側もダブルでとてもうれしいです。
陶韻クラブは今年で30年目。若い方から上は80代の方まで、陶芸と人の出会いの場として、活動を続けています。
各々個人の向上だけではなく、陶芸という同じ趣味を通して、様々な職業、方々とふれ合うことで、人の輪を広げていきたい、と語るのはこちらのお二人。
代表の伊藤さんと副代表の伊藤さんです。
陶韻クラブの主な活動は、週2回の作陶活動、初心者を対象とした陶芸教室、市民文化祭などの展示会に出展、チャリティバザーなどのボランティア活動などなど、多岐にわたっています。
作品がどんどんできてきて、また、人に買ってもらってもよい作品に仕上がるよう、クラブのレベルを上げてきたそうです。バザーを開くことで、発表の場ともなるし、買ってもらうということで、普段の作品への考え方が変わってくることを感じてほしいと高い目標を持っていらっしゃいます。
活動日にお邪魔してきました。
今回は、くすりがけの作業の日。
このように素焼きしたもの(画像:左)を、釉薬につけて(画像:中、右)本焼きします。
焼き上がりはどのようになるのでしょうね。楽しみです。
基本の湯のみを作っていただきました。
あっという間に、この3つができあがり!!お見事!!
みなさん和気あいあい楽しく活動されていました。
今日はお皿を作ろうと思い浮かべて作業室へ来る方、土をこねながら何をつくろうか考える方、いろいろな方がいて、そして、普段は全く違う生活をされている方がここで集う。陶芸を通して世界が広がります。
「陶韻」とは、窯を開けた時に、陶器から鳴る高い音を「陶韻」というそうです。
すごくドキドキする瞬間かとイメージが膨らみますね。。。
1981年に発足して以来、さまざまな活動をしている陶韻クラブのみなさん。30年間続けるというのはとても大変なことと思います。発起人である故栗澤啓一先生の遺志を継いでこれからも活動が続きます。
この陶韻クラブの会員になるには、三沢市立中央公民館教養講座の「陶芸教室」を卒業しなければなりません。この教室で、基本を勉強し基礎固めをし、そしてクラブ員として個々の創作活動に励みます。
この陶芸教室の平成23年度の生徒さんを、「広報みさわ4月号」で募集します。ご興味のあるかたはぜひチェックしてください!!
参加資格は、三沢市在住、もしくは、三沢市に勤務されている方です。
初心者・経験者問いません。
湯のみ、コーヒーカップ、ご飯茶碗など基本的なものから花器、壺まで作ります。
年間35回位で陶芸を思う存分楽しめます。
今回、活動にお邪魔させていただき、お話を伺って、土に触れ、無心に創作活動をされるみなさんの姿にとても憧れました。みなさんの楽しい想いが作品にも現れていると感じます。
いつか私もステキな陶器を作れるようになったら、、、と思いますが、陶芸体験をやるといつも残念な結果になるので、ひたむきな気持ちと基本が大事ととても感じました。
これからも陶芸を通した様々な活動で三沢市の文化の発展に力をそそいでいっていただけたらと思います。ありがとうございました。
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