魅力No.187


玉代姫・勝代姫が眠る湖の像

 その昔、京の公家 橘中納言道忠卿は世の無常をはかなみ都を離れこの地に至り小川原湖のほとりに庵を構えました。京に残された玉代姫・勝世姫の二人の姉妹は、父を求めて都を旅立ちこの湖畔にたどり着きましたが既に父は亡く、悲しみのあまり姉妹は湖に身を沈めてしまいました。
玉代姫の沈んだ湖を姉沼、勝世姫の沈んだ湖を妹沼(現在の小川原湖)と呼び、玉代姫は八甲田山の恵みを仰ぎ、勝世姫は湖上の安全と幸を祈る姿としてよみがえりました。と、はかなくも命を絶った二人のお話ですが、これを 銅像にする案が町で出た時に町民のみんなは、着物を着た旅の姿のお姫様を想像し大賛成でした。しかし、落成式に目にしたものは・・・ 。役場の関係者の方も、裸体には驚いたらしく でも、芸術家の先生にお任せしたので何も言えずだったそうです。(苦)

  下記のサイトで、この伝説を小学生が作った版画絵を利用し物語形式にしています。(昭和56年度の上北小学校4年生製作)

じっくり見てしまいました。http://legend.ogawarako.com小川原湖広域観光協議会

 ~私流の小川原湖伝説~

 昔々、京の都に住むお金持ちのお父さんが、世の中の不条理のせいにして、母子を置き去りにして家出してしまいました。残されたお母さんは、病気になり死んでしまいました。またまた残された二人の娘、玉代と勝代はお父さんを探しに行くことにしました。二人一緒に探しても効率が悪いのでそれぞれ別々探しました。お父さんはもう死んでました、先に聞いた姉の玉代は近くの沼(姉沼)で死にました。またまたそれを聞いた妹の勝代は小川原湖(妹沼)で、死にました。姉沼と小川原湖は近くです、玉代と勝代はそれぞれ沼の主となりました。(完)

 毒っぽいけど、分かり易いでしょ。

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