魅力No.482


天上の花、曼珠沙華が咲く五重塔

天界に咲き、今は亡き死者と現世に生きる生者とがあいまみえる
その時降り来たりこの世に花を咲かせると云われる。
律儀に秋彼岸の頃咲く為、彼岸花とも呼ばれている。

『この花を見る者は、おのずから悪行を離れ安楽を得る』
 法華経序品より
曼珠沙華と五重塔

お彼岸に真っ赤に咲き誇る曼珠沙華(まんじゅしゃげ)が
今、弘前市の五重塔で見頃を迎えています。

五重塔の曼珠沙華

秋のお彼岸に咲く為に「彼岸花(ひがんばな)」とも呼ばれているのですが
今年は、記録的な猛暑の影響でちょっと遅れているのだとか。
26日の段階でも、まだつぼみの花もありました。

曼珠沙華

花びらよりも長く伸びた おしべとめしべが、
なんとも奇妙で、エキゾチックな花ですね。

色も、赤ではありますが、作り物のような
毒々しい赤で、昔の人が「死者の花」としていた意味も
わかるような気がします。

五重塔の彼岸花

でも、
「想うはあなた一人」なんていう、すてきな
花言葉の花なんですよ。

最勝院五重塔

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