のどかなりんご畑が広がる青森県藤崎町。
日本で最も生産量の多いりんごの品種「ふじ」はこの町から生まれました。
そんなりんご栽培の盛んな藤崎町で、現在全国から注目を集めている品種のりんごが育てられています。
果肉まで赤いりんご「紅の夢」
最大の特長は “果肉が赤い” こと
「紅の夢」最大の特徴は、切った瞬間にあらわれる色鮮やかな赤色の果肉。
驚きと感動を覚える美しさに加え、味は従来の赤肉系りんごの課題となっていた渋みをクリアしすっきりとした酸味が特長です。
果肉の赤色は、ポリフェノールの一種「アントシアニン」。抗酸化作用があり健康増進の効果が期待できるとされ、その見た目の美しさと機能性をも兼ねていることから、利用価値が高くさまざまな可能性を秘めたりんごとして今後の活用が期待されています。
「紅の夢」誕生のキセキ
この「紅の夢」は、藤崎町にある弘前大学藤崎農場から生まれ、その誕生はいくつかの偶然が重なったことによるものでした。
育種を始めたのは、農場の空いてしまった未活用スペースを何とか活用するため―。 ということで、新品種育種への取り組みをはじめたことがきっかけでした。
当初、紅の夢は「紅玉(母)」と「スターキングデリシャス(父)」を受粉させてできた品種だと考えられていました。しかし、DNA調査の結果「スターキングデリシャス」が父親ではないことがわかりました。
さらに詳しく調べると、父親となったのは同じ農場にある「エターズゴールド」というラベルが付いた木だと判明。だが、このエターズゴールドもまたその名の品種とはまったく違う品種の木であることがわかりました。
結果、父親は名無しの品種とされ現在も謎に包まれたままだといいます。
こうして生まれた「紅の夢」はいくつもの偶然が重なり誕生したまさにキセキのりんごなのです。
赤い果肉のりんごは、国内はもとより世界中で開発競争が進んでいるそうです。
この「紅の夢」こそが、りんごの生産地青森から世界に羽ばたく日も近いのかもしれません。
「紅の夢」の収穫時期は10月末〜11月上旬。
栽培がむずかしく、現在は生産数が限られているため、広く流通には出回っていない希少なりんご「紅の夢」ですが、なんと期間限定で生果を手に入れることができます。
また、生果だけでなく加工品の商品開発も進んでいるなかで、特におすすめなのが紅の夢100%の無添加ジュース。
ゴクゴク飲めてしまう爽やかな酸味と香りで、お酒と割ってちょっと贅沢&お洒落に飲むのも良さそうです。
生果は11月〜2月ごろまでの期間限定販売。加工品と合わせてぜひ一度その味と感動をご堪能ください。
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