魅力No.516


新館神社のイチョウ


このイチョウは新館神社のイチョウと呼ばれているものです。 

 隣接している「新館神社」の敷地内のイチョウでしたが、道路整備により県道が通されることになり、敷地が分断されてしまったため新館神社脇のイチョウと言う姿になってしまっています。
 ちなみに神社は道路右にあります。

☆ 新館神社のいちょう紹介 ☆

    文化財(天然記念物)指定第四号
    幹周囲    9.2メートル
    樹高     30メートル
    樹齢     800年(推定)

残念ながら、このイチョウについては詳細は不明とされていて、多分八幡宮新館神社創建時期 鎌倉時代初期正治元年(1199年)に植えられたものと考えられているそうです。

 以前は気根が大きく垂れ下がり「子安イチョウ」「乳もらいの木」として母乳不足のご婦人達から、広く愛された時代もあったそうです。     

「ミシッ!ミシッ!」裸足の子供が這いあがっていくような音が聞こえてきました。

木の根元周辺には、たくさんの子供イチョウが育って絡まりあいながら上に向かって這いあがっています。いつしか太い幹と融合していくんだろうなあ~ 紅葉が始まると、黄金色の葉っぱをつけて輝き出し、ザワザワと音を立てて葉を揺らしながら、木に抱きつくようにぶら下がっている子供たちに冬を知らせるのでしょ。

バケツの中に硬貨が入ってました 「・・・・・・・!」 願いを唱える音が聞こえてきました。
個人所有のいちょうですが、所有者は神社の神主さんなのでしっかりと管理さえていることでしょう。

小さなイチョウの子供が恥ずかしがって、お母さんの足元に絡まってこっちを見ていました。
「モジモジ」する音が聞こえてきました。

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青森県上北郡東北町新館

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