2010年12月23日、青森市の廣田神社でしめ縄の奉納が行われました。
廣田神社の崇敬団体である「敬神会(けいしんかい)」より、3年に1度奉納されており、今年で4回目となります。
製作者である瀬戸子八幡宮の氏子・総代の方々、敬神会の会員を始め廣田神社総代方も20名ほど集まり取り付け作業が始まりました。
こちらのしめ縄は、一般的なごぼう型(段々先が細くなっているもの)と違い、暖簾のような形をしています。
垂れ下っている幾何学模様の部分は「じゃんばら」と呼ばれ、全国的にも珍しい形だということでした。
じゃんばらを下げているしめ縄は、青森県内では瀬戸子八幡宮のほか、津軽地方にいくつかあるということした。
およそ30分ほどで、本殿の正面にしめ縄が取り付けられました。
廣田神社の田川宮司によると「この形のしめ縄としてはおそらく国内最大級ではないか」ということでした。
タテ約3メートル、ヨコ約5メートル、青森市瀬戸子地区の方々、総勢20名により1週間かけて作られたものです。
本殿の後は、合祀されている稲荷神社のしめ縄も取り換えます。
この日は朝から冷たい雨が降っていたのですが、不思議な事に取り付けが終了した途端に雨があがりました。
設置後、奉納した事を伝える「奉告」と祓い清める神事が行われました。
次はの奉納は3年後ですが、「じゃんばら」の部分の編み方を正確にできる方が1名しかいないという事で、その存続が危ぶまれています。
廣田神社の田川宮司は
「伝統が消えていくのは悲しい、なんとか残していきたい」とおっしゃっていました。
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◆七五三参り@廣田神社(いっちーさん投稿)
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