「シネマディクト」は青森市古川にある映画館です。現在の代表取締役・谷田恵一(たにた けいいち)さんは3代目ですが「創業者の気持ちで」いらっしゃるそうです。ATVで平日10時からオンエアされている「おしゃべりハウス」で、火曜日の「ムービーパラダイス」コーナーに出演なさっているので、ご存知の方も多いと思います。
<格が全然違う>
「映画館がある地域とない地域では、格が全然違う」が信念の谷田さん。
「映画を作っている人は、DVDで観られることを想定してないはず。だから映画館で観る映画とDVDで観る映画は、お店で食べるラーメンとインスタントラーメンほどの違いがある。極端に言うと、本物とにせものくらいの違う。だから、ほかで観られるのに青森で上映していないのはまずい。それは自分の責任でもある」と話してくださいました。
<寄席を観られる劇場>
最近注目を集めている寄席は、12月19日で18回を迎えました。
年輩の人が来れるものには、若い人もリピーターになるそうです。そして、若い方が着物を着て来館するそうです。「結構、そうやって自分をアレンジする。でも、今はそれが少なすぎる」と話してくださいました。とても素敵だなと思いました、私も着物は大好きなので。そういう場所は必要ですよね。若い人の着物離れが良くないとかではなく、日本や外国の文化を知ることと感性を磨くことって、とても近いのではないかなと思います。谷田さんがおっしゃる「格が違う」お話とも、深くつながっている気がします。
<不便な所にある劇場だから>
郊外に複合施設が増える昨今、駐車場が有料の中心街では商売全般が難しくなっています。「そういう場所にあるからこそ、価値がある」谷田さんには、これから挑戦してみたいことがあります。
―青森には、ふかうら雪人参をはじめ、手を加えなくても美味しいものがたくさんある。そのまま食べられる場所があってもいいよね―
青森にある食べ物、職人の作るインテリア、三味線や手踊りなどの舞台と、青森の文化を総動員した劇場を作りたいと考えていらっしゃるそうです。
だんだんとその面白い構想が現実味を帯びて、実現するのは間近?!今からとても楽しみです。
映画や落語を知り尽くした文化人・谷田さんに、オススメの映画を教えていただきました。
左:「アイルトン・セナ」と谷田恵一さん。右:「森崎書店の日々」
そのほかにも、絶賛上映中です。映画を観て、感性を刺激してみませんか?
<シネマディクト>
住所 青森市古川1丁目21-18
tel 017-722-2068
URL http://www.cinemadict.com/
バイト帰りにちょくちょく行ってました。気に入った映画を、我慢できずに3日連続1人で観に行ったりしたのは良い思い出です(^◇^)
konsayaka
2010.12.24
へぇ~!3日連続・・・それは素敵な思い出ですね♪
谷田さんのオススメの映画2本は観にいきたいなと思ってます。
いっちー
2011.01.05
シネマディクト私は時々映画見に行ったりするのですが、青森では映画館が減っているのでぜひ残って頂きたいです。
この記事も情熱が伝わってきて良い記事だと思いました☆
コクトー
2010.12.25
どうもありがとうございます。
そうですか、コクトーさんも映画好きで(^^)
いっちー
2011.01.05