今日和、new_rockです(^ω^)b
さて、今回ご紹介する観音霊場は黒石地区のこちら!
第26番札所
法眼寺
ほうがんじ
ここ、法眼寺ですが市指定文化財や県重宝が数多くありますので、それを見るだけでも非常に面白い一時を過ごせると思います。
ではでは、書き出してみます(^∀^)♪
法眼寺境内にある黒石市指定文化財
○法眼寺開山堂 平成4年7月7日指定
市指定有形文化財
南宗元頓を祀った一間四方の小規模な建物であり、当時は「赤御堂」と呼ばれていました。内部には元頓和尚の名が刻まれた卵塔が安置されています。正徳3年(1722)に建立され、法眼寺境内で最古の建物です。
○法眼寺山門 平成4年7月7日指定
市指定有形文化財
寛保元年(1741)に建立、本堂より古いそうです。
扉や蹴放しはありませんが、細部の彫刻などには建築当時の意匠が残されています。姿の美しい山門です。
○法眼寺の砂踏乃碑 平成3年3月3碑指定
市指定民俗文化財
黒石の西村四郎兵衛の妻が西国霊場に出かけた様子が記されている石碑です。砂を持ち帰り、袋に入れて行けなかった人に御利益が得られるように踏ませています。石碑は寛永4年(1759)に建立、西国巡礼の事を彫った県内唯一の貴重な資料です。
○剣 平成11年1月5日指定
市指定有形文化財(工芸品)
法眼寺には三体の不動尊があります。そのうちいったいには文政3年(1820)2月に石川忠右衛門・忠兵衛が寄進した剣を持っています。剣が全長35.5cmの両刃ですが、江戸時代に名刀匠といわれた源正義の作品です。
○法眼寺鐘楼堂 昭和53年8月24日指定
県重宝
◆建立年 ⇒ 延享3年(1746)
◆構造・様式 ⇒ 木造・唐風造り。幅、奥行きとも4.5m。高さ7.2m。
屋根は上層が寄せ棟造りの茅葺、下層が銅製のこけら葺き。
◆特徴 ⇒ 垂木が放射線状。桂の下部は青銅製のはばきで腐食を防止。
○法眼寺本堂 平成5年4月16日指定
県重宝
◆規模 ⇒ 桁行 173.190m 梁間 14.325m 向拝幅 5.730m
向拝の出 2.865m 建築面積 262.76㎡
◆構造 ⇒ 入母屋造 妻入 茅葺 向拝一軒 向唐破 鉄板葺(旧柾葺) 北面
法眼寺は、延宝8年(1680)に勢州阿坂出身の南宗元頓によって開山された黄檗宗の寺で、温湯に建立されました。元禄4年(1691)に山形町に移ります。本堂は、昭和6年(1769)に再建立し、現在に至っています。
本堂正面は、妻飾りが三重虹梁大瓶束から成ります。向拝玄関で、主やの茅葺屋根とともに壮大です。本堂の内部は無目の敷居で四部屋に区分。天井は外陣が格天井、内陣が折上格天井です。本堂には、津軽三十三観音第26番札所の十一面観世音が三十三観音とともに安置されています。
法眼寺由緒
延宝7年(1679)南宗元頓がしない温湯に開山・元禄4年(1691)に現在地へ移り、翌年から黒石領主の祈願所となったそうです。
拝観を済ませ、ご住職にご朱印を貰いに伺ったんですが、本堂の中で面白い物を見つけました。写真撮影の許可を頂いたので、こちらにも掲載します!
時代劇や大河ドラマでよく見るカゴですね!偉い人が乗っているあれです。
お話しを伺いましたら、当時のご住職がお使いになっていたカゴとの事。中も開けてもらい見てみました。結構狭いような気がするのですが、当時は馬かカゴだったんですいよね。ちゃんと肘置きもあるんですね~!
一度乗ってみたいですね(^∀^)!
ご詠歌
後の世を 願う心は 軽くとも 仏の誓い おもき黒石
「後世を願い信じる心がいかようでも、それとは関係なく観音様の救済への誓願は、石の如く思い」という意味だそうです。
では、次回『第27番札所』でお会い致しましょう!
1:久渡寺(上・中・下) 2:多賀神社 3:聞求寺 4:南貞院 5:十腰内観音堂
6:湯舟観音堂 7:北浮田弘誓閣観音堂 8:日照田観音 9:見入山観音堂
10:円覚寺 11:下相野観音堂 12:蓮川観音堂 13:川倉芦野堂
14:弘誓寺観音堂 15:薄市観音堂 16:今泉観音堂 17:春日内観音堂
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