七戸町手打ちそば処
　　　　　「松雪庵」 

素敵な屋号を持つお店が気になり出かけてきました。

　自家製の手打ちそば屋の松雪庵（しょうせつあん）　七戸町の中心から少し入ったところに店を構えて25年！　店内はカウンターとお座敷席で、16席くらい。　軽くノスタルジーな店内を見渡すと、南部縦貫鉄道を惜しむ写真や店の名前が毛筆で力強くたしなめられたものがあった。
　二代目は和菓子職人として腕を磨いた時期もあることから季節の創作 上生菓子が密かにメニューに加わるらしい。メニューには無いが、抹茶も出してくれる
なんとも粋な空間です。　 

 

噂で聞いていた、菊そばとイカそばを注文。

　注文の菊とイカのそばが目の前に来た。目に飛び込む「黄色と紫の2色の菊と山盛りの大根おろし」　そして　ビールを注文したくなるほどの量の「イカ刺しと大根おろし」　　そして、おしんこの人参が「もみじ」に化けてました。 

　冷そばに軽く冷えた　つゆが絶妙でした！
県内はしょっぱめなつゆのお店が多いと、勝手に不満をもらしていた私の壷にストライク！一緒に行った友人も勿論言うまでも無く どんぶりを覗くと、つゆまで完食していました。自家製手打ちそばだけあって、そば湯も香ばしくやわらかい味　そば湯を足して私もしっかりと　つゆを味わいました。
　太めのそばと絶妙なつゆ　そして　青森県を感じさせるトッピングそして、見逃しませんよ。この「どんぶり」もとても良いものですね。 

　デザートに「長芋かん」をいただきました、ながいもの白さとざらっと感を程良く残した流しもの　新しい長いもと出会えました。 

すっかり　胃袋を捕虜にされてしまいながらも、今回の目的を果たそうとお店の二代目に質問を投げかけたところ、悩殺なキラースマイルに見とれてしまい目的を見失いかける私に、すかさず　女将さんが教えてくれました。 

　松雪庵　ショウセツアンの松は松の木のことで、松は　冬でも枯れないでしょ。常葉樹で春夏秋冬 緑のままの松に例えて　「いつも初心忘れずして、同じおいしい味を」がこの素敵な屋号の由来だそうでう。

　店先の緑の「のれん」にも、エピソードがありました。　取材にいった日に下ろしたばかりの「松雪庵のれん」の文字は女将さんの学生時代の恩師で、栃木で書道の師範をされている方が松雪庵の名前を気に入ってくれていたことから　書にしてくださったそうです。　
　ところが、書が栃木から送られてきて　まもなく　先生が急死されて「形見になってしまった・・・」と語る女将さん。

お店の顔である「松雪庵のれん」の文字に感謝と追悼の意を込めて新調したのが、この「のれん」。

　店内に威風堂々と掲げられてる書と、この「のれん」は　世の色々な光や風から感化されぬように　「松雪庵」を見守り続けることでしょう。

 

手打ちそば処　　
　　　　しょう　せつ　あん
　　　　　「　松　雪　庵」　
電話　0176-62-6474
住所　039-2526　青森県上北郡七戸町字上町野12
　　土・日も営業中です。 

お店近くに、製麺所を構え松雪庵の麺は地元のやまさんストアーに降ろしているんですよ。
☆お店の麺とはまた違った 味わいですよ。今年の年越しそばは「松雪庵」のそばを食べたいなあと思いました。
　　　　やまさんストアー情報は別レポ考えてます。 

☆　青森魅力　七戸町関連リンク 

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