魅力No.176


うしろのしょうめん、だあれ


弘前公園の最中心部、天守閣がそびえる本丸。
追手門から本丸へ至るには、下乗橋を通って行くことになります。
ここから先は有料区域。
この下乗橋を通ったすぐ先に、「鶴の松」と呼ばれる、樹齢三〇〇年超える松の木があります。

その美しく優雅な形が、鶴を思わせるためにそう呼ばれたと言われています。
園内にはたくさんの古木名木がありますが、その中でも随一の名木とされている、この鶴の松。
その正面の石垣の、特に中央の巨大な石は「亀の石」と呼ばれています。

本丸御殿に入ってくる者を威圧するために、特にこのような巨大な石が置かれた、と言われています。
鶴と松の御出迎えを受けると、天守閣はすぐそこです。天守閣内部は無料で一般公開されております。

ここで、おまけの情報をひとつ。
亀の石から天守閣へ向かう道筋の石垣をよく探すと、こんな石が見つかります。

石の中央に、くぼみがあるのがわかりますか?

これは、かつて忍者が津軽の殿様に宛てた密書の、届け先であったと言われています。
詳細は定かではありませんが、こういう言い伝えにはロマンを感じてしまいます。
皆さんも、ぜひ探してみてください。

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