魅力No.288


古いものの価値、それを伝えていくこと


一九七一年十一月二十八日、「ひかりは北へ」のキャッチコピーのもと、東北新幹線が起工されました。
青森県全体の活性化のために、県民一同が新幹線を熱望した、七〇年代。
それから三十九年が経過し、二〇一〇年十二月四日、いよいよ新青森駅が開業します。
その三か月前イベントとして、九月四日、JR弘前駅周辺で「バック トゥ ザ 1971」が開催されました。
70年代に活躍していた、往年の名車が四〇台、ズラリと弘前駅前に集結したのです。


これは、黒石市に本拠を置く「クラシックカークラブ青森」の全面協力のもと、決行されたものです。本クラブは、クラシックカーファンの間では全国的にも一、二を争うたいへん有名な団体とのこと。
今回も、県内のみならず岩手、秋田、北海道、さらに神奈川からも、クラシックカーのオーナーが駆けつけてきていました。晴天にも恵まれ、駅前を行く人はこの、目を見張る光景に足を止める人ばかり。

我らがたか丸くんも、このイベントを盛り上げるためやはり、駆けつけてくれました。

今日も子どもたちに大人気の大人気のたか丸くん。そこへやってきた、一台のレトロバス。

これは一体? そう、今回の目玉は、レトロバスの弘前市内運行に乗車体験ができること! 午前と午後の数回に分けてのこの運行に、もちろん自分も参加させてもらいました。バスの中はこんな感じ。

レトロな広告や注意書きも、七〇年代当時のまま。在りし日を忍ばせてくれます。道行く通行人や車に乗る人たちも、このレトロなバスに目を見張る人ばかりでした。

最後に、クラシックカークラブ青森の創設者で前会長の工藤雄悦さんに、お話を伺うことができました。

愛車「マツダコスモスポーツ」と並ぶ工藤さん

 
工藤さんがこのクラブを創設したのは、19年前のこと。インターネットもない時代、最初は数人だけで好きなクラシックカーの話に興じるだけだったが、徐々に人の輪は広がっていき、今では神戸から参加しにくる人までいらっしゃるそうです。
県内外のイベントに呼ばれると、折り合いがつけばぜひ参加する、とのことで、その理由は
「やっぱり自分の車、自慢してんだねなあ~」と笑いながら語る工藤さん。しかしその一方で、こうしてクラシックカーが集まれば、ファンならずとも人目をひくため、その地域の活性化にも役立つことができるからだ、とも。
「いろんな土地さ行って、いろんないいどころ見つけられるのも楽しいねなあ」とも語ります。
来年は創設20周年記念ということで、毎年七月第三土曜日/日曜日に黒石で開催される、クラブミーティングは例年になく大規模なものになる予定だといいます。
古いものの中に価値を見出し、大切に残して、次世代に思いを伝えていく。
この、工藤さんたちの心構えには、本サイトが学ぶところは非常に大きいと、お話を伺って強く感じたところでありました。

コメント一覧

  1. かっくいー!
    復刻版で販売して欲しいなぁ。
    エコカーで。

    さとちゃん

    2010.09.08


    • さとちゃん

      かっこいいよねー。
      これでも、もっと乗せたい車の写真がいっぱいあったのを自重したんです。

      akky

      2010.09.08


  2. クラシックカー格好良いなぁ(≧▽≦)
    歴史もそうですが、過去に存在した物・出来事って未来に繋げてあげないと消えてしまうんですよね。

    伝えることの大切さを再認識(><)
    工藤さんの言葉が「津軽弁」で、生の声を聞いている感じがして微笑ましかったです(^▽^)

    new_rock

    2010.09.08


    • new_rockさん

      工藤さんは、ちょっぴりシャイですがたいへん気さくなおじいさんでした。
      津軽の年輩の方って、こういう人が多くてステキです。

      akky

      2010.09.08


  3. 昔の車って、デザイン性が素晴らしいですよね!

    古きものを伝えていくことは、
    とても大切なことで
    それが残されていることの重要性を
    今更ながらに感じています

    sdu

    2010.09.08


    • sduさん

      大事に、愛おしく思ってこそ、昔の面影が保たれたまま、今に伝わってるんですよね。
      青森という土地に共通して言えるコトだと思います。

      akky

      2010.09.08


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