魅力No.337


囃子の数だけ笛の種類があるのです!

県内にはたくさんのお祭りがあり、囃子(はやし)の種類も多岐にわたります。

青森市のねぶた囃子は「進行」「もどり」「七日日(なのかび)」「ころがし」
その他、団体によって「集合」「出陣」などがあります。
五所川原市も「進行」と「もどり」が、
弘前市はこれに加えて「やすみ」があります。
鰺ヶ沢町とつがる市木造の「止まり」は「喧嘩囃子」と呼ばれています。
囃子によって「調」が違うため、囃子の数だけ笛があるのです。

9月7日岩木山神社の「お山参詣」にいらっしゃっていた写真右の男性は、
2010年7月31日から8月8日まで、3か所の祭りに参加した「お祭り男」です。
複数の祭りをかけ持ちする方は、決して少なくありません。
「お山参詣」大会の終了後に、各地の囃子を全員で大合奏するため、
このように、すべての笛を持参していらっしゃいました。すごい種類です。


上から
・下山囃子
・登山囃子
・弘前
・青森
・五所川原
です。長さが全然違います。
一番短い弘前の笛は、ピッコロのように高い音が出ます。
反対に、太い登山囃子の笛は低い音。
笛の出店もありました、「福士笛店」です。

先に紹介した各囃子用のほかに、
獅子笛、神楽笛、そして登山囃子用の手振鉦(てぶりがね)も売られていました。
手振鉦(手平鉦(てびらがね)、鉦(かね)とも呼ばれる)は、
津軽地方最大の秋祭り「お山参詣」~五穀豊穣を願って~
で真ん中で演奏されている楽器です。
青森ねぶたに使われる手振鉦は薄くて軽く、音が高いのに対して、
こちらは厚く作られています。
笛は、竹素材から津軽塗が施されているものまで、値段も様々です。
ここにはないですが、八戸の三社大祭の笛も違うはず?
おそらく、こんなにたくさんの囃子があるのは、
全国で青森県だけではないかと思います。地元の人には当たり前のことでも、
長い年月を経て大切に受け継がれてきた、青森の魅力の一つですね。

コメント一覧

  1. こちらの出店はいつのイベントですか?

    さあ

    2015.08.13


  2. お祭りごとに違う!?
    こっちでも調べてみます!

    sdu

    2010.09.10


    • sduさま
      ありがとうございます!情報求ム!!!
      青森市しか詳しくないもので・・・
      どうぞよろしくお願いします。

      いっちー

      2010.09.11


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