~りんごはこうして生まれ変わる~
今回、知人のご紹介で弘前にありますニッカウヰスキー弘前工場を見学させていただきました。
青森でももちろん、長年親しまれているニッカの商品ですが、実際その工場を見学できる機会を頂けたことは非常に感謝したいと思います。今回はシードルがいかにして作られているかをご紹介いただきました。工程としては
選果 → 洗浄 → 破砕・搾汁 → 発酵 → 遠心分離 → 熟成 → 精密ろ過 → ビン詰め
という、一連の作業の中で青森のりんごがシードルに生まれ変わっていくわけですが、実際目で見て体感するとイメージが大分変ります。
初めの選果の前段階では、もちろん非常に多くのりんごが運ばれてきます。少しアップで表現したのでわかりにくいかと思いますのでもう一枚。
本当に圧巻の光景でした。実際これらは1コンテナずつフォークリフトによって運ばれます。その後、りんごの痛みや実り具合を調べ選び分け、洗浄を繰り返し行います。これは手作業で行われているって皆さんご存知でしたか??
このように手作業で仕分けされていきます。
そしてここから破砕・搾汁に入るわけですが、ニッカではりんごを砕き一定時間置くことでりんごの香りを果汁に十分に引き出す「ピュアアップル製法」が使われています。これによって芳醇な香りを生み出しているんですね。
この製法でできた生果汁にシードル酵母を加え三週間発酵の後、遠心分離にかけて酵母を除去し低温でさらに熟成させます。低温でじっくり熟成させることでりんごの風味を活かしています。ニッカでは酵母の除去に熱処理酵母殺菌でなく濾過除去を行っていて、熱は一切加えていません。なのであの独特のりんごの風味が更に活かされているのです。
シードルは一年を通してフレッシュさを味わっていただくために出荷の直前にビン詰めを行います。フレッシュさを活かしたいという思いがシードルを生み出していると思います。
現在ニッカでは6つの工場がありますが北海道、仙台の工場では一般の工場見学も受け付けています。弘前工場での現在では一般の見学を受け付けていませんが、青森のりんごが生まれ変わっているということを肌で実感できます。
皆様もぜひニッカシードルを味わう際にはその味わいをじっくりと堪能して飲んでみてはいかがでしょうか??
~ニッカウヰスキー弘前工場~
住所:青森県弘前市大字栄町2-1-1
TEL:0172-35-2511
今回見学させていただける機会を与えてくださったあきちゃんさん、ありがとうございました。
富安聡さまコメントありがとうございます!
青森の魅力編集室です。
見学に関する問い合わせにつきましては、ニッカウヰスキーのホームページを確認したところ、残念ですが現在工場見学を行っていないようです。
http://www.nikka.com/company/facility.html
県内のシードル工場見学であれば、他にも青森市の「A-facetory」や5月3日にオープン予定の弘前の新しいシードル工場「kimori」もありますので、ぜひ巡ってみてください。
【A-factory】http://www.jre-abc.com/a-factory/factory.html
【kimori】https://www.facebook.com/hirosaki.kimori
楽しい青森旅行になるといいですね♪
魅力編集室
2014.05.01
こんにちは、フードアナリストをしています、富安聡と申します。リンゴのワインについて色々勉強をさせて頂き、私の地元でもリンゴのワインって何、そんなものがあるのかと知らない方が多数おります。なので、是非とも作る工程を見学させて頂きたいのです。よろしくお願いいたします。5月13日に青森に行きますので、その翌日にでもお願いします。
富安聡
2014.04.30
別視点からの投稿ありがとうございます。
こうしてみると一口に“リンゴ”といっても
様々な可能性を秘めていることにきづきます。
ニッカさんに感謝ですね。
あきちゃん
2010.12.27
選果する人早ーい(゜o゜)
その道のプロですね。
俺には絶対無理w
さとちゃん
2010.12.22
いつも飲んでいるシードルの工程を見れて・・・楽しかったです。
しかも搾りたての果汁が・・・おいしすぎでした(>_<)
かっちん
2010.12.21
本当に良い経験ができました〜☆
搾りたてもたまりませんでしたね♪
コクトー
2010.12.21
2番目のべちょ2からあんなクリアなものが・・・
のんべぇ
2010.12.21
まさに生まれ変わりに相応しい表現。感じていただけて、ありがとうございます☆
コクトー
2010.12.21